＊ 暑くなると皮脂の分泌量が増える
＊ 抜け毛の黄色信号は？
＊ 自然な抜け毛の見分け方
＊ タバコ
＊ ターンオーバー
＊ 本数
＊ 頭皮のにおい
＊ 毛髪の成分
＊ 毛髪の誕生
＊ シリコンについて
＊ オーガニック系やナチュラル系について

皮膚の温度が４℃上昇すると皮脂分泌量が２倍になります。
２倍になるという事は、毛穴に過剰な皮脂が毛穴に詰ってしまいやすくなるので、細菌が増殖しやすくなったり、フケ、カユミ、炎症の原因にもなってしまうので、夏のお肌の紫外線対策とおなじように頭皮対策も大切ですね。

標準的な目安としては、1日に50〜80本。これをこえると注意です！！シャンプー時に30〜40本抜ける分には問題のない範囲です。しかし、一日110本以上になると毛根になんらかのトラブルが起きていると考えられます。

今抜けている髪が、ヘアサイクルによって自然に抜けた髪なのか、それともなにか脱毛症が原因で抜けているのか判断するには、まず、抜けた髪を20本くらい集めてみます。
その根元を虫眼鏡や顕微鏡などで見てみましょう。ヘアサイクルによって自然に抜け落ちた髪の根元は丸くなっているはずです。もし丸くなっていなければ、自然に抜けた髪ではないということになります。

タバコも髪にとっては悪影響を及ぼします。タバコを吸うと、ビタミンＣ不足が起こり、一番髪にとって良くないのが、ニコチンです。
ニコチンは全身の血管を収縮させ血液の循環を悪くさせます。こうなってくると、頭皮の毛細血管の収縮により栄養が髪へと運ばれにくくなります。

頭皮も顔の肌と同じで、頭皮のターンオーバーは28日間です。

髪全体の面積は約700�p2なので全体では約10万本です。

湿気が多い季節や暑い季節など、「　頭皮の臭いが気になる　」という方が多くなってきます。
頭皮の嫌な臭いは、皮脂などが酸化することにより、嫌な臭いのもとになります。
そのようにならないためにも、日々のホームケアなどが大切です。

ホームケアの項目で、シャンプーの仕方についてはご紹介させていただいていますので、是非参考にしてみてください。
ただ、毎日ですと続かなそうという方などは、しっかりと頭を洗う日を定期的に決めるのもいいと思います。消臭効果のあるものを使用するのもおススメです。
ですが、特に長い間蓄積された嫌な臭いは、なかなかとりのぞくことがむずかしいのでサロンなどでプロの技術によりしっかりとクレンジングをして、一度頭皮のバランスを整え、きれいにしてあげえることが望ましいです。

ちなみに消臭成分として3つの成分の中で、消臭効果の強い順にランクをつけるとこのようになるそうです。
1.　サトウキビエキス
2.　カキタンニンエキス
3.　フラボノイド（お茶）
これらの成分が入っている頭皮用の化粧水や美容液を使用するのもおススメです。

タンパク質80%〜90%、脂質1%〜8%、微量元素0.6%〜1%、水12%〜13%

毛髪は毛包で作られ、毛包の中で毛母細胞が増殖し、皮膚の表面に向かって移動しつつ分化して毛髪が作られていき、やがて死んだ組織の集合体となった毛幹になり、皮膚の上、すなわち毛髪がみなさんに見える状態になります。

「シリコン」や「オーガニック系、ナチュラル系のプロダクト」について実際はどうなの？
【シリコンが髪と頭皮の健康に与える影響】
・頭皮に対してシリコンはよくないというより「メリットがない」ととらえていただけると分かりやすいと思います。ただ、頭皮が荒れていたり不健康な状態の時はシリコン入りのシャンプーを使用すると残留して健康な頭皮の状態にもどすための足かせになってしまう可能性があるのでシリコン入りのシャンプーは控えていただき健康な状態にしてあげることに重点をおくことをおススメします。
・髪に対しては髪の表面に「疑似キューティクル」を形成し髪のツヤを演出し手触りもよくしてくれます。（シリコンによる疑似キューティクルの維持される日数はプロダクトにより変化します。）
さらにポイントになるのが、カラーやパーマ、コテなどによりキューティクル剥離してしまっている髪にとってフタのような役割もしてくれるので毛髪内部の必要な栄養が流失しないようにしてくれます。（キューティクル剥離＝キューティクルがはがれてしまうことです）
＊キューティクルってなに？？？
髪の表面を形成する部分で、魚のウロコのような形をしており重なりあって髪のツヤを演出してくれたり、毛髪内部の栄養が流失しないようにしてくれたりと大切な役目をしています。ただ、一度はがれてしまったキューティクルは残念ながらその箇所から再生はされません。
キューティクル剥離している個所は、髪本来の美しさを演出しづらくなっています。
湿気の多い季節に髪が広がったりうねったりしてまとまりづらくなる現状もキューティクル剥離が関連して起こる現象です。美髪になるためにはキューティクルを守ってあげることがとても大切です。

【本当にシリコンは美しい髪と頭皮を育むのに"敵"なのか？】
頭皮に対してシリコンは悪者にされがちですが、シリコンのよろしくない部分ばかりが先に世の中に広がってしまっていると思います。必要な方にとってはむしろ"敵"ではなくとても頼もしい"味方"です。ただ、シャンプーに関しては上記の「シリコンが髪と頭皮の健康に与える影響」の内容にもありますように、頭皮に対してメリットがないのでシリコンを使用していないシャンプーを使用する事が望ましいと私はお伝えします。なぜならシャンプーの一番の目的は、まず頭皮と毛髪の汚れを落とすことです。そこにシリコンの特性は必要ないからです。シリコンを理解して良い関係をつくることが大切であり、理解することが"敵"ではなく頼もしい"仲間"になるきっかけとなります。
＊注意！！
シリコン入りのプロダクトを使用した際は頭皮に残留しないようにしっかりと流して下さい。

オーガニックやナチュラル処方のヘアケア愛用者も増えていますが、"自然派成分だから、髪と頭 皮のケアに絶対有効"なのか？
オーガニック系＆ナチュラル系のプロダクトは「補修」に対しての目線でいうと、補修力が強いわけではないので、毛髪のダメージを補修したいという方には物足りなさを感じやすいです。ただ、最近ですと頭皮と髪に良い効果を実感できる植物成分のプロダクトが増えています。
頭皮と毛髪の状態に合わせてご自身に合っているプロダクトをセレクトすることが大切です。
＊向いている方
・お肌が人工的な成分に対して敏感な方やアレルギーなどがある方。
・オーガニック＆ナチュラル系などを好まれる方。
＊不向きな方
・毛髪のダメージがすでに気になっており補修をしたい方。